消費者金融 限度額

キャッシングを利用するときによく聞く言葉のひとつに限度額があります。この限度額とは、借入金額と必ずしも同額ではありません。その金額の範囲内なら自由に借り入れをして良いですよと、その消費者金融会社が認めた金額ということですから50万円の利用限度額で借入金額は30万円といったことはよくあります。

ところで各社の広告を見ると、適用金利としてよく年利4.8％～18.0％などと表示されていますが、では誰が4.8％で誰に18.0％が適用されるのかというと、例えばその会社の最高限度額が500万円なのであれば、通常はその最高限度額に近くなればなるほど適用される金利は最低金利の4.8％に近くなるのです。

しかも借入金利については実際に借りている金利が10万円であろうが300万円であろうが、借入金額ではなく限度額に応じて決められていることが多いのでこの限度額が大きくなればなるほど借入利率は下がることがほとんどです。

であれば、最初からその会社の最高限度額を申し込もうとしても、申し込むことは自由ですが審査がそのまま通ることはほとんどありません。理由のひとつは、年収の3分の1を超える借入はできないという貸金業法の総量規制の規定があり、そのため消費者金融で限度額500万円を得るためには年収で最低1500万円が必要となることと、例えそれだけの年収があればどうしてそんな借金が必要となるのか、かえってそれなりに審査されることになってしまうからです。

限度額はその人の借り入れ状況と年収に合わせて最初はスタートし、その後の返済状況で信用を積み上げながら追加借入を申し込んで限度額アップをしてもらうのが一般的です。ですから、当初の審査時点と比べて他社からの借入金額や借入件数が増えている場合や、返済途中で延滞などをしてしまった場合、逆に利用途中で限度額が減額されたり一括返済を迫られたりすることもありますので注意してください。